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「BOSAI」次世代へ 仙台で第2回世界防災フォーラム開幕

震災伝承の紙芝居を披露する「きずなFプロジェクト」のメンバー

 東日本大震災の教訓を基に、国内外の防災課題や解決策を幅広く議論する「第2回世界防災フォーラム(WBF)」(実行委員会主催)が9日開幕し、前日祭が仙台市青葉区の東北大・川内萩ホールで開かれた。フォーラム関係者ら300人が参加。被災地の住民や若者が、災害伝承の取り組みや伝統芸能を披露した。
 テーマは「311を未来へつなぐ」。名取市で活動する閖上太鼓保存会の勇壮な太鼓演奏で幕が開けた。
 宮城県七ケ浜町向洋中の卒業生で結成した地域活動団体「きずなFプロジェクト」の高校生たちは、東日本大震災で家族を失った双子の姉妹が主人公の紙芝居を実演。メンバーは「防災意識を高め、震災の記憶を風化させないため、たくさんの人に紙芝居を見てほしい」と訴えた。
 相馬市の相馬民謡同好会と民謡秀可会のメンバーは、観客と共に相馬盆踊りを踊り、会場を盛り上げた。
 実行委員長を務める今村文彦東北大災害科学国際研究所長は「世界防災フォーラムは『BOSAI』を世界語にしたいという思いで2017年に始まった。防災の知恵を出し合って国内外の皆さんと共有したい」と述べた。
 青葉区の仙台国際センターを主会場に10〜12日、教訓の伝承や産学官民の連携などをテーマにセッションが行われる。入場無料の関連イベントとして10日は仙台市主催の「仙台防災未来フォーラム」、10、11日は見本市「震災対策技術展東北」が開かれる。


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2019年11月10日日曜日


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