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宮城の公立校、台風被害15億3200万円 土砂流入や備品破損

 台風19号に伴う豪雨で、宮城県内公立学校の被害額が少なくとも計約15億3200万円に上ることが9日、県教委のまとめで分かった。被害調査を終えていない学校もあり、被害額は増える見通しだ。
 県教委によると、被害が確認されたのは小学校61校、中学校33校、中等教育学校1校、高校24校、幼稚園5園、特別支援学校1校の計125校。給食センター3施設も被害を受けた。市町村立学校が約4億6300万円、県立学校は約10億6900万円。
 小中学校では学校敷地内ののり面崩落やグラウンドへの土砂流入が多発。高校では防砂ネットや実習用の備品が破損するなどの被害があった。給食センターは村田、丸森、利府の3町の施設が被災。配送車や室外機などが被災した。
 角田市の角田小では校庭に泥が残り、体育館が床下浸水した。校庭は整地、消毒の作業を行い5日に使用を再開したが、体育館は送風機で板張りの床下を乾燥させる作業を継続中だ。同校の担当者は「授業に支障はないが、建物に影響が出ないようしっかり乾かす必要がある」と話す。
 丸森町の伊具高では栽培実習で使用する鉄骨の温室、トラクターなどを保管する倉庫に土砂が流入した。実習はプランター使用に切り替えて対応するが、各施設の復旧のめどは立っていないという。
 担当者は「生徒が育てたメロンやキュウリ、シクラメンなどの作物も被害を受けた。イベントに出品する予定もあっただけに残念だ」と話した。
 私立学校の被害額は計約6600万円。小中高校、中等教育学校、特別支援学校14校、幼稚園11園、専修学校など12校でのり面崩落や浸水被害があった。


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2019年11月10日日曜日


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