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江刺りんご被災に負けぬ 初競りで過去最高の1箱140万円

1箱140万円で落札された「江刺りんご」のサンふじ28個入り=盛岡市中央卸売市場

 奥州市特産の「江刺りんご」の最高級品種サンふじの初競りが9日、盛岡市中央卸売市場であり、特選28個入り1箱(10キロ)が過去最高の140万円で落札された。10月の台風19号で産地は大きな被害を受けており、関係者を喜ばせた。
 初競りには色つやや糖度、蜜入りが最高ランクの特選が出荷された。過去最高だった昨年の130万円を10万円上回る値が付くと、市場は「1個5万円だ」とどよめきに包まれた。
 落札した青果物仲卸「ベジフル姫神」(盛岡市)の中野健一係長は「3年連続の落札を狙って思い切りいったが、緊張し過ぎて手が震えた。台風被害の中、おいしく丁寧に作っていただき、生産者の方に感謝です」と語った。
 江刺りんごの落果被害額は2500万〜3000万円に上る。強風による傷被害もあり、本年度のサンふじ出荷量は目標の12万ケース(1ケース10キロ)から1割減る見通しだ。
 岩手江刺農協の小川節男組合長は「最高値が付いたのは生産者の励みになる。今年は江刺りんごのブランド誕生から40周年でもあり、良いスタートが切れた」と喜んだ。


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2019年11月10日日曜日


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