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公園開設で城土台改変 盛岡城跡発掘調査の説明会

発掘現場で見学者に説明する市教委の担当者(左)

 盛岡市は9日、発掘調査中の盛岡城跡(岩手公園)本丸で、公園開設の1906年ごろに城の土台などが改変されたことが分かったと発表した。盛岡城の詳しい図面は残っていない。発掘では藩制時代にあった本丸の建造物の痕跡は見つからなかった。
 9月に始まった調査では、本丸南東側の約176平方メートルを発掘した。公園開設によって元々あった本丸への石段が明治時代に取り外され、別の場所に改めて設置した跡が確認された。あずまや設置に伴い、石垣内部に詰められた石に土を混ぜた形跡もあった。城の礎石は公園開設の際、撤去されたとみられる。
 市教委の佐々木亮二文化財主査は「礎石などが失われ、本丸にあった建造物の全貌を把握できなかったことは残念。無いことが確認できたことも一つの成果だ」と話した。
 9日の現地説明会では、市民約180人が発掘現場を見学した。滝沢市のパート原田志麻さん(45)は「江戸から明治時代にかけての城の変遷が見られるのでおもしろい」と話した。


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2019年11月10日日曜日


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