宮城のニュース

宮城・白石の台風被害総額20億8000万円

長柴山ため池の決壊箇所を調査する国や県の担当者ら=10月23日

 宮城県白石市は11日、台風19号による市内の被害額が概算で20億8000万円に上ると発表した。同市大鷹沢三沢落合地区の民家に大きな被害を出した農業用ため池の決壊は約6億円。復旧方針は国の災害査定を受ける来年1月以降に決める。
 堤体が崩れたのは逆川上、逆川下、長柴山の3カ所で、下流の約40戸に土砂や水が流れ込み、市道が陥没した。決壊した場合に人的被害が出る恐れのある県の「防災重点ため池」に選定されている。
 ため池は市が所有、地元の水利組合と土地改良区が管理し、防火用水も兼ねていた。山田裕一市長は11日の定例記者会見で「観測史上最も多い雨が短時間に降ったことが決壊の要因。住民の命を守る対策を国や県に要望し、防災意識の向上も図りたい」と述べた。
 復旧は来年の田植え時期には間に合わない見込みで、同じ水系や近隣のため池から農業用水を引き込むなどの代替策を検討する。
 被害額が最も多いのは農業用施設で水路16カ所、ため池6カ所など計34カ所で10億3500万円。公共土木施設が市道24カ所、河川8カ所など計44カ所で6億100万円。農地は109カ所で1億7700万円の被害が出た。
 住宅被害は床上浸水183棟、床下浸水150棟など計369棟で確認。農作物は調査を続けている。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2019年11月12日火曜日


先頭に戻る