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復旧復興へ力合わせ頑張る 被災1ヵ月 丸森で黙とう

台風19号の上陸から1カ月を迎え、犠牲者に黙とうをささげる宮城県丸森町役場の職員=12日正午、同町

 台風19号の上陸から1カ月となった12日、河川の氾濫や土砂崩れの甚大な被害を受けた宮城県丸森町では、町民らが黙とうをささげ犠牲者を追悼した。自宅の片付けなど復旧に追われる住民も、作業を中断して祈りをささげた。
 同町では10人が死亡し、1人が行方不明となっている。町役場では同日正午、職員が黙とうした。保科郷雄町長は記者会見で「まだ先は見えないが、関係者と力を合わせ、復旧復興に向けて頑張っていく」と述べた。
 自宅が80センチほど床上浸水した同町中島の無職舩山慎平さん(72)は、この日もボランティア10人の手を借り、泥がこびり付いた家具の洗浄や掃除に追われた。
 自宅の床下に30センチほど泥がたまり、リフォームに1500万円ほどかかる見込み。舩山さんは「復興は進んではいるが、もどかしい。まだまだ先は長く行政の支援が必要だ」と話した。
 住民もボランティアも正午のサイレンに合わせ、作業の手を止めて黙とうした。大分市からボランティアに訪れた会社員広瀬真樹さん(43)は「犠牲者の方々にお悔やみを申し上げたい。安らかに眠ってほしい」と語った。
 町内では住宅約1100棟が浸水被害を受けたほか、土砂崩れによる住宅被害も相次いだ。町は13日、伊具高グラウンドで被災者向け仮設住宅68戸の建設に着手する。


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2019年11月12日火曜日


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