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福島銀、SBIと資本提携 11億円受け入れ、IT化収益力向上へ

 福島銀行は11日、SBIホールディングス(HD)と資本業務提携を結んだと発表した。SBIが同行に約11億円を出資し、筆頭株主になる。福島銀はSBIが持つインターネットでの金融商品販売のノウハウを活用し、競争力と収益力の向上を目指す。
 提携締結日は11日。SBIが来年1月末までに福島銀の第三者割当増資を引き受け、グループとして19.25%の株式(議決権ベース)を握る。福島銀は来年6月にSBI側から社外取締役1人を受け入れる。
 来年1月にも郡山市内に共同店舗「マネープラザ」を開設する。グループの証券会社や銀行が扱う金融商品の取り扱いも拡充する。SBIが強みとする金融とIT(情報技術)を融合させたフィンテックのサービスも提供し、IT化による経費削減も目指す。
 SBIは全国の地銀と連携する「第4のメガバンク構想」を掲げる。9月に島根県に拠点を置く島根銀行と資本業務提携を結び、25億円を出資する方針を表明。今回は構想の第2弾の位置付けで、SBIによる「地銀連合」が一大勢力となる可能性もある。
 福島銀は2018年3月期連結決算で純損益が7期ぶりの赤字に転落し、金融庁から業務改善命令を受けた。加藤容啓(たかひろ)社長は11日の記者会見で「増資は赤字補填(ほてん)ではなく、資金需要に前向きに対応した。積極的な貸し出しを通して福島の復興を進めたい」と強調した。
 SBIホールディングスの森田俊平専務は「われわれのようなネット企業ではアクセスできない顧客基盤が福島にはある。地元からの信頼もある福島銀との提携は、両社にとってメリットがある」と語った。


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2019年11月12日火曜日


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