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仙台市「20歳成人式」継続 成人年齢引き下げ後も

今年の成人式で記念撮影する新成人。成人年齢引き下げ後も20歳対象で開催される=1月13日、仙台市体育館

 仙台市は12日、改正民法の施行に伴い、成人年齢が18歳に引き下げられる2022年度以降も、従来通り20歳を対象に成人式を開催すると表明した。18歳は進学や就職を決める大事な時期のため、成人式への参加が負担になると判断した。東北の6県庁所在地では、福島市が「20歳成人式」の継続を既に決めている。
 市は5、6月に全日制の市立高4校の生徒2761人と保護者を対象に、インターネットによる無記名調査を実施。回答した443人(16%)の約9割が従来通りの成人式を望んだ。
 2月には若林区の老舗呉服店社長が、来店する親子から「18歳成人式では受験に集中できない」など懸念が寄せられているとして、20歳成人式の継続を求める約460人分の署名簿を郡和子市長に提出していた。
 市は無記名調査や署名簿などを重視し、新成人を祝う式典は20歳対象のままとする方針を決めた。ただ、成人式の名称は今後、変更することを含め検討する。
 市によると、18年6月の改正民法成立以降、式典担当の市教委生涯学習課などには、成人式に関する問い合わせが数十件あったという。来年の成人式の案内を近く始めるため、不安を抱く市民もいるとして、早めの方針決定に踏み切った。
 郡市長は12日の定例記者会見で「成人年齢が18歳に引き下げられても、20歳が人生の節目であることに変わりはない。成人式に代わる20歳の節目にふさわしい名称を考える」と語った。
 東北6県庁所在地のうち、残る青森、盛岡、秋田の3市は他都市の状況も見ながら対応を検討中で、山形市は近く方針を発表する。


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2019年11月13日水曜日


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