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八戸・女児切り付け 逮捕の中学生に「殺意はうかがえず」

女子児童切り付け事件を受けて会見する伊藤教育長(中央)

 青森県八戸市で女子児童が切り付けられ、市内の男子中学生が殺人未遂の疑いで逮捕されたのを受け、八戸市教委は13日、市内で会見した。中学生について伊藤博章教育長は「事件の当日も登校して定刻に下校している。入学時から大きな事案を起こしたことはなかった」と説明した。
 市教委が校長に聞き取りしたところ、中学生は運動部の活動にも積極的に取り組んでいた。いじめもなく、悩みやトラブルを抱えて欠席することもなかったという。伊藤教育長は「『殺意を持って』という点を、生活の様子からうかがい知ることができなかったようだ」と述べた。
 女児の学級担任らによると、女児は搬送先の病院で笑顔で話しているが、今週いっぱい入院するという。市教委は児童生徒の心のケアに当たるため、中学生と女児が通う学校に13日、臨床心理士やスクールカウンセラーを派遣した。
 市教委は同日、臨時の校長会を開き、市立小中学校全67校の校長に事件の経緯を説明。地域ボランティアの力も借りて見守り活動を強化することなどを要請した。
 中学生が逮捕されたものの、地域の動揺は収まらない。70代の女性は「逮捕されたのが中学生と知り、(事件の発生と)二重に驚いた」と話す。
 事件との関係は不明だが、7日夕には現場から1キロほどの地区で年齢不詳の男が付きまとい行為をしたとの情報があり、市がメールで注意を呼び掛けていた。近所の男性(80)は「戸締まりをきちんとしようと思っていたところだった。本当に物騒だ」と話した。


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2019年11月14日木曜日


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