秋田のニュース

こけし・仏像を回す「百万遍」復活 念仏唱え先祖弔う 秋田・湯沢で十数年ぶり再現

「百万遍こけし」を回す参加者=14日、湯沢市川連町

 こけしや小さな仏像を数珠のように長さ10メートルほどにつなげた仏具を、住民が順に送って先祖を弔う供養行事「百万遍」が14日、湯沢市川連町の大舘公会堂で十数年ぶりに再現された。
 こけしと仏像は10〜20センチの大きさ。一つ一つに亡くなった人の戒名や俗名、命日、享年が記され、数珠状にしたものを「百万遍こけし」と呼ぶ。市の有形民俗文化財に指定されている。
 車座になった20人は「南無阿弥陀仏」と念仏を繰り返し唱えながら、百万遍こけしを手繰り寄せた。
 大舘地区では死者が出ると百万遍を初七日まで行っていたが、葬儀の簡素化でしばらく途絶えていた。地区の佐藤林司会長は「先祖の鎮魂供養のため年に1度は彼岸などに行いたい」と話した。


関連ページ: 秋田 社会

2019年11月15日金曜日


先頭に戻る