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高の倉ダム緊急放流で説明会 南相馬市長「新ルール必要」

住民に説明する門馬市長(右端)

 台風19号と10月25日の大雨に伴う南相馬市原町区の高の倉ダムの緊急放流によって住宅や農地、道路などが被害を受けたとして地区住民の協議会が検証を求めている問題で、市は14日、高倉公会堂で説明会を開いた。
 会合には門馬和夫市長が出席。高倉行政区の役員ら16人が集まった。協議会があらかじめ質問していた緊急放流や避難誘導の在り方のほか、生活支援、農地復旧など8項目について市が説明した。住民とのやりとりは非公開で行われた。
 終了後、門馬市長は取材に「緊急放流に違法性はなく、やむを得なかった。ただ、被害が出たので事前に水位を下げられないかどうか新たなルールを作っていきたい」と言及。県などと協議しながら、記録的な短時間大雨に対応する規定作りを急ぐ考えを示した。
 高倉行政区の菅野秀一区長は「かつて緊急放流の際は地元に連絡があり、住民立ち会いの下で行っていたが今回はなかった。地元住民の生命と財産に関わる」と語った。今後、市の対応策を待って年内にも地元としての判断をまとめる。
 協議会の説明では、緊急放流によって住宅1棟が全壊し、10戸余りが床上浸水した。


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2019年11月15日金曜日


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