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命を守る記憶を届ける 石巻・復興祈念公園中核的施設 宮城県が展示コンセプトを説明

中核的施設の整備イメージ。黒い部分の部屋が教訓シアターになる

 東日本大震災で被災した石巻市南浜地区に国などが整備する石巻南浜津波復興祈念公園について、宮城県は15日、中核的施設の展示内容の住民向け説明会を石巻市役所で開いた。
 展示コンセプトは「かけがえのない命を守るために、未来へと記憶を届ける場」。映像を軸に震災の記憶と教訓を伝える。
 主要展示の一つ「教訓シアター」は収容人員約40人を想定。津波のメカニズムを解説し、リアルな映像とともに避難の重要性を訴える。「記憶シアター」は津波の歴史や、震災前後で激変した沿岸部の街並みを映す。
 来場者を県内の震災遺構や伝承施設に誘導するため、タッチパネル式のマップや各地の復興状況を示す展示も予定している。
 施設は公園中心部に国が建設し、鉄骨平屋、延べ床面積約1300平方メートル。うち約950平方メートルに県が展示物を整備し、2021年3月の公開を目指す。
 説明会には市民ら約30人が参加。出席者からは伝承活動に取り組む民間団体や沿岸15市町との連携を促す意見や、施設の在り方を巡る検討過程の透明性を求める声があった。
 県は、住民らの意見を踏まえて関係自治体や民間団体と協議を進め、展示物の詳細を詰めていく方針。


2019年11月16日土曜日


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