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フィンランドのICT企業8社が防災アイデア競う 仙台で審査会

アプリについて説明するセキャップのメンバー

 フィンランドのICT(情報通信)企業8社が防災・減災をテーマに新事業のアイデアを競う審査会が15日、仙台市青葉区であった。地震発生時に避難経路などを知らせるスマートフォン用アプリを提案した「セキャップ」が優勝した。
 8社の約20人は11日から仙台に滞在し、14、15の両日で事業案をまとめた。テーマは津波避難エリアでの情報伝達。「ゆるキャラ」をかたどったスピーカー、ゲームで避難方法などを学べるアプリなど多彩なアイデアが披露された。
 セキャップは、災害時に避難方法を伝え、救助要請もできるアプリを提案。平常時もユーザーが津波避難エリアに入ると注意を促す仕組みになっている。
 審査に当たった仙台市の神倉崇産業振興課長は「リスクを知らない人への情報伝達は今後の課題。伝わりやすさなどが評価された」と話した。市とセキャップは年度内にも実証実験を行う。費用2万ユーロ(約240万円相当)は市が負担する。
 同社のヤニ・レティネンさん(37)は「自社の緊急警報ツールを土台に、仙台で見聞きしたことを参考に考えた。仙台から広げていきたい」と述べた。
 経済産業省の「地域への対日直接投資カンファレンス」事業の一環。市と同省、日本貿易振興機構(ジェトロ)が主催した。


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2019年11月16日土曜日


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