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料理イベントで住民笑顔 丸森・耕野で交流「被災しても元気づけの催し必要」

多様な料理が用意され、住民や来場者らが味わった

 台風19号豪雨で被災した宮城県丸森町耕野地区で、活気を取り戻そうと住民たちが動き始めた。耕野まちづくりセンターでは16日、料理のイベントがあり、住民と来場者らが交流を楽しんだ。地区の農産物直売所も再開している。
 イベントは住民自治組織「耕野振興会」が主催。県内各地から料理人がボランティアで参加し、地区内外から集まった野菜を即興で調理した。青森県内の農家も参加し、リンゴやニンニクを提供した。
 農業研修で耕野地区と縁が深いアフリカ・ザンビアの留学生も母国の主食「シマ」を作った。テーブルには「雪菜と秋サケのザンビア塩炒め」「白菜、ズッキーニ、春菊の納豆ソース炒め」などが並び、住民らが笑顔で味わった。
 主催メンバーの町地域おこし協力隊員川部幸太さん(26)は「人が集い、楽しめる時間が再びできてよかった」と胸をなで下ろす。
 耕野地区へ続く主要ルートの国道349号は、土砂崩れなどで一部区間が通行止めのまま。町内の道路も各地で寸断され、アクセスの不便な状態が続く。だが、耕野振興会の宍戸睦雄会長(76)は「被災しても元気づけの催しは必要」と強調する。
 直売所「あがらいん伊達屋」は15日、営業を始めた。店内は浸水を免れたが、水道施設などが被災して休業していた。店内が1.6メートル浸水した「いなか道の駅やしまや」は30日、再開する予定。
 特産の干し柿「ころ柿」作りのシーズンとなり、例年ならば地区が活気づく季節。宍戸会長は「『耕野から丸森を元気に』をテーマに歩む」と力を込める。


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2019年11月17日日曜日


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