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常長らの偉業称賛 石巻・サン・ファン館でシンポ

サン・ファン号が現代に投げ掛けるメッセージについて意見を交わしたシンポジウム

 慶長遣欧使節船サン・ファン・バウティスタ号が後世の人々や地域に果たした役割を考えるシンポジウムが17日、石巻市の県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)であった。
 約70人が来場。パネル討論では、太平洋を渡った支倉常長らの功績が現代に投げ掛けるメッセージなどについて、3人のパネリストが意見を交わした。
 練習帆船として戦前に建造され、現在は伏木富山港(富山県射水市)に係留されている「海王丸」の第35代船長斎藤重信氏(仙台市出身)は常長らの偉業を称賛。「3カ月近い航海は不屈の精神がなければ成し遂げられなかっただろう」と述べた。
 河北新報社論説委員会委員の野村哲郎氏は「東日本大震災からの復興は道半ば。サン・ファン号は憧れを持つことや不屈であることの大切さを現代に訴え掛けている」と話した。
 現在展示されている原寸大の復元船は老朽化に伴い、2021年度に解体される予定。後継船は4分の1の大きさで建造される。
 石巻青年会議所理事長の斎藤光智氏は「新しい船も地域の宝になってほしい」と期待した。
 シンポジウムはサン・ファン館、慶長遣欧使節船協会、河北新報社が主催した。


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2019年11月18日月曜日


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