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日本向けEVバス初披露 白石の「ヴィ・クルー」など開発

日本市場向けに初めて展示されたアルファバス

 バスの車体整備を手掛けるヴィ・クルー(宮城県白石市)が、中国江蘇省のバスメーカー常隆客車有限公司など2社と開発した日本市場向けの電気自動車(EV)のバスが18日、東京都内のイベント「バステクin首都圏」でお披露目された。
 国内で初めての展示となる「ALFABUS(アルファバス)」は、標準の車体に運賃箱や行き先表示器などワンマンバスに必要な機器を取り付けた模擬車両で、試乗も実施した。
 大きさや定員は日本の路線バスと同等。1回の充電で約250キロを走行でき、1日の平均距離をカバーする。価格は3980万円と一般的な日本製(約1億円)より安価に設定した。
 東京都のバスディーラーの担当者は「価格が安く、国や自治体の補助金次第ではディーゼル車と同程度になる」と評価。都交通局の宮城実統括課長代理は「バッテリー寿命などの課題はあるが、潜在的な力はある」との見方を示した。
 日本市場では中国の大手EVメーカー、比亜迪(BYD)が先行する。常隆客車の黄坤達会長は「日本の急速充電規格に対応するなど差別化、現地化に取り組んだ。販売面でも現地と協力していく」と強調した。
 ヴィ・クルーの佐藤全(あきら)社長は「用意した400部のカタログがなくなった。バスに厳しい客からも高評価を受け、自信になった」と手応えを話した。


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2019年11月19日火曜日


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