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東北大が民間と事業創出の新会社 第1弾は医療機器開発

新会社がサポートする「スマート・エイジング・カレッジ」の産学連携フォーラム=12日、東京

 東北大は研究成果を活用して民間企業との事業創出や製品開発を後押ししようと、子会社「東北大ナレッジキャスト」(仙台市)を設立した。第1弾として企業との共同研究が拡大する医療機器などの医工学分野から着手し、健康寿命を延ばすスマートエイジング分野も展開。5年後に売上高10億円を目指す。
 東北大が2017年6月、研究成果を活用した事業に出資できる「指定国立大学法人」に選ばれたのを受け、今年10月に100%子会社として設立。資本金8000万円で、東京にも事務所を置く。社長には荒井秀和特任教授が就いた。
 医工学分野では、主に医療機器の設計や臨床試験、実用化を手掛ける東北大病院臨床研究推進センターと連携。弁理士や薬剤師ら約140人の専門家集団の知見を生かし、医療機器開発で伴走型のコンサルティング業務を担う。
 同大加齢医学研究所が東京で定期開催する企業向けの「スマート・エイジング・カレッジ東京」もサポートする。産学連携による新事業創出を目指すプログラムを充実させ、革新的な新事業や新たなサービスの開発につなげる。
 荒井社長は「東北大が持つ知と、産業界の革新性を融合させ、新しい力を生み出しながら社会に貢献したい」と意気込む。
 子会社を設けたのは京都大、東京大に続き3例目。社会人の人材育成事業や企業コンサルティング事業への出資が可能になる。


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2019年11月19日火曜日


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