宮城のニュース

前向き 皮むき ころ柿 丸森の被災直売所

寒風にさらすため、干し場につり下げられた柿=19日、宮城県丸森町耕野
寒風にさらすため、干し場につり下げられた柿=19日、宮城県丸森町耕野

 宮城県丸森町で特産の干し柿「ころ柿」作りが始まった。台風19号豪雨で浸水被害を受け、30日の営業再開を目指す耕野地区の直売所「いなか道の駅やしまや」でも19日、皮むきやつり下げの作業が進められた。再起のシンボルとなるオレンジ色の実は寒風にさらされ、甘味を増す。年明けにも販売される見込みだ。
 店は数日前に渋柿「蜂屋柿」を収穫。皮むき機にかけ、へたにひもを通す。店2階の干し場には柿のカーテンが次々と出来上がった。窓を開け、風を通す。
 店舗は駐車場から階段を14段上った高さにあるが、店内は豪雨で1.6メートル浸水。駐車場脇にあった皮むきなどの作業場は増水で流された。皮むき機は水没の前に作業場から移動させており、店内でころ柿作りに取り掛かれた。
 1カ月での営業再開を目標に店員らで泥のかき出しなどに取り組んだ。水道設備の被災などのハードルもあったが「応援してくれるお客さんがたくさんいる。しんどくても前のめりになってでも営業する」と八島哲郎店長(57)。再開は目標より半月延びたが、意志は揺るがない。
 月末までにつるし終え、店の再開準備も急ぐ。


関連ページ: 宮城 社会

2019年11月19日火曜日


先頭に戻る