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三陸鉄道、津軽石−宮古で28日運行再開

 第三セクターの三陸鉄道(岩手県宮古市)は18日、台風19号の豪雨で甚大な被害を受けたリアス線について、不通区間のうち津軽石−宮古間(9.2キロ)で28日に運行を再開すると発表した。記者会見した中村一郎社長は、本年度決算が赤字となるとの見通しを明らかにした。

 陸中山田−津軽石間(17.3キロ)と田老−田野畑間(22.9キロ)は12月中に運行再開の予定。釜石−陸中山田間(28.9キロ)と田野畑−久慈間(35.4キロ)は路盤の改良復旧に時間がかかっており、全線再開は越年が確定的となった。
 釜石−宮古間(55.4キロ)では来年3月22日、東京五輪・パラリンピックの聖火を乗せて運行を予定している。中村社長は「聖火の輸送には間に合わせたい」と見通しを示した。
 リアス線は計77カ所で土砂流入や路盤流失の被害があり、7割の区間で運休が続いている。
 10月の団体利用客のキャンセルは220件6211人で、損害額は724万円。定期券や回数券の払い戻し分を含めると998万円に上る。代行バスによる不通区間の運行経費は1163万円となった。
 10月8日の取締役会では本年度決算を3000万円の黒字見通しとしたが、台風被害の影響で一転、赤字は避けられない情勢だ。一方で今月15日までの1カ月で全国から義援金2110万円が寄せられている。
 中村社長は「沿線の宿泊施設など観光面の影響も出ており、関係機関と足並みをそろえて一日も早い復旧を目指す」と述べた。


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2019年11月19日火曜日


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