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一歩ずつ前進 町再起託す 福島・大熊の渡辺町長が退任

職員らに見送られ、役場を後にする渡辺氏(左)=19日、福島県大熊町

 東京電力福島第1原発事故による避難指示が4月に一部で解除された福島県大熊町の渡辺利綱町長(72)は19日、3期目の任期を終え退任した。渡辺氏は職員ら大勢の見送りを受け、原発事故に伴う全町避難を経て古里で業務を再開した役場を後にした。
 退任式には職員、町議、職員OBや町民約170人が集まった。あいさつで渡辺氏は「(東日本大震災の)余震と寒さで眠れなかった体育館、バスの中で招集した臨時議会、役場を移した会津若松市に温かく迎えていただいたことなど多くのことがありすぎた。出会いとご支援に感謝したい」と振り返った。
 その上で「前を向くことだけを自分に言い聞かせてきた。一歩一歩確実に前進することで町の未来は開ける」と述べ、後進に希望を託した。
 渡辺氏は2007年に初当選。1期目に原発事故に遭い、全町避難を指揮した。


2019年11月20日水曜日


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