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障害ある人もない人も楽しもう 仙台のNPOが23,24日に初のイベント

障害のある人たちが合唱などを披露した今年の音楽祭=6月2日、仙台市青葉区の勾当台公園市民広場

 仙台市のNPO法人とっておきの音楽祭は23、24の両日、青葉区の市市民活動サポートセンターで「グラデーションマーケット」を初めて開催する。施設全体を貸し切り、障害のある人もない人も一緒に楽しめる催しを多数用意。6月の音楽祭と並ぶ秋の恒例イベントとして定着を目指す。

 2日間で14のワークショップ(WS)などを同時多発的に開く。メインは24日にあるダウン症の打楽器奏者タケオさんと、仙台を中心に活動するラテン音楽バンド「サルサ2号」などによるスペシャルライブ。障害の有無を越えて、息の合った演奏を披露する。
 聴覚障害者に理解を深めてもらうため、言葉を発さず、身ぶり手ぶりだけで行う伝言ゲーム「サイレントサークル」、紙コップなどの日用品を材料に太鼓や笛を製作し、即興演奏に挑戦するWSなども開催する。
 会場内には「食堂」も設け、障害者たちが働く福祉作業所がパンやクッキーなどを提供する。今年の音楽祭に出演した6団体によるミニライブもある。
 音楽祭事務局の菊地新生さん(45)は「障害のある人が中心となり、建物を貸し切ってイベントを開くのは全国初ではないか。障害者への深い理解につながる機会にしたい」と話す。
 2001年に始まった音楽祭は例年、青葉区の勾当台公園市民広場で開かれ、来年で20回を迎える。仙台発祥で全国各地に開催の輪が広がり、18年には全国ネットワークも発足した。
 菊地さんは「音楽祭は通りすがりの市民も参加できるが、今回のマーケットは自らの意思で足を踏み入れないと参加できない。音楽祭の成果を土台に、障害者理解を新たなステージに移したい」と意気込む。
 両日とも午前10時半〜午後5時。入場無料。全イベントに手話通訳が付く。参加費、申し込みが必要な場合もある。連絡先は事務局022(342)9978。


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2019年11月21日木曜日


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