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空の安全 末永く 岩手・雫石の慰霊の森に新祈念塔が完成

来年の五十回忌を前に建て替えられた「航空安全祈念の塔」

 岩手県雫石町の上空で1971年に全日空機と自衛隊機が衝突して162人が犠牲になった雫石事故の墜落現場跡地「慰霊の森」で、来年の五十回忌を前にした施設の大規模改修が11月中旬に終わり、新しい「航空安全祈念の塔」の除幕式が22日にあった。
 遺族や全日空、自衛隊関係者ら85人が出席。事故で弟を亡くした小山和夫さん(76)=静岡県富士市=が「遺族も高齢化し、当時を知る人が少なくなった。空の安全を願う場として、末永く管理されることを願っている」とあいさつした。
 犠牲者のうち125人が富士市の団体客だったことから、新しい塔は同市の富士山と雫石町の岩手山の標高を1000分の1に縮めた高さの石柱計17本を組み合わせた。
 慰霊堂の補修や案内版の設置も行われた。総事業費は約5960万円。全日空や自衛隊有志からの寄付金で賄われた。
 事故は71年7月30日、千歳発羽田行きの全日空ボーイング727旅客機と訓練中のF86F戦闘機が空中で衝突して墜落。全日空機の乗客と乗員全員が死亡した。自衛隊機の乗員1人は脱出して無事だった。


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2019年11月23日土曜日


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