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阿武急 丸森−槻木間、12月中旬再開 車両3編成で運行、ダイヤ被災前より大幅減

 台風19号の被害を受けた第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は22日、不通区間のうち宮城県内の丸森(丸森町)−槻木(柴田町)の運行を12月中旬に再開すると発表した。福島県側にある車両3編成(1編成2両)を宮城県側に移動させて走らせる。運行本数は台風前に比べて大幅に減る見通し。
 宮城、福島両県にまたがる全区間のうち宮城県側の運行再開は初めてとなる。丸森−槻木の再開に向け、同社は富野(伊達市)−槻木の倒れた電柱や切れた架線などを11月末をめどに復旧させる計画。以前と同様に上保原変電所(同)から電気を供給する見通しが立った。
 福島側にある車両を12月上旬にJR東北線を利用して移動させ、丸森−槻木で使用する。信号、踏切など設備の動作確認に加え、1週間程度の走行で安全を確認して運行再開する。
 運行本数は大幅に減る見通し。同社は「車両点検や清掃、乗務員の配置の問題があり、通常ダイヤにはならない」と説明する。台風前には同区間で1日上下46本を運行していた。
 丸森−槻木はレールなどの被害が比較的軽微で、10月中に応急復旧工事を終えていた。台風以降、丸森駅に停車していた車両1編成は伊達市の車両基地に移して点検する。
 福島−富野は既に再開している。残る不通区間の富野−丸森について同社の担当者は「被害の程度が全く異なっており、再開時期を言える段階ではない」と説明している。


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2019年11月23日土曜日


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