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仙台市 国見浄水場を移転統合 水道料金体系見直しも

 仙台市は25日、次期水道事業基本計画(2020〜29年度)の最終案を公表した。老朽化する国見浄水場(青葉区国見)と中原浄水場(青葉区芋沢)を統合し、中原浄水場を建て替える方針を盛り込んだ。今後の人口減少を見通し、料金体系の抜本的な見直しに着手することも打ち出した。
 国見浄水場は1961年に稼働し、60年の法定耐用年数が迫る。市は現在地での建て替えも検討したが、1日9万立方メートルと配水能力が大きく、稼働させながら施設の更新を図る必要があり、移転統合を決めた。
 旧宮城、秋保両町から引き継いだ作並、熊ケ根(青葉区)、野尻、滝原(太白区)の小規模な4浄水場は段階的に統廃合する。70年に稼働を始めた茂庭浄水場(太白区)は、耐震補強を計画的に進めており、改修により長寿命化を図る。
 水道料金は、基本料金と従量料金の配分割合を見直すほか、従量料金の「逓増制」も再検討する。大口使用者に原価を上回る料金単価を設定し、超過額を財源に一般家庭の単価を低く抑える制度で、大口の減少で維持が困難になっている。
 次期計画は人口増を前提とした従来の拡張路線を転換し、今後の人口減を踏まえた縮小路線を初めて打ち出す。計画の進行状況の検証には、有識者による外部評価制度を取り入れる。
 市は来年3月に基本計画を策定し、公表する。


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2019年11月26日火曜日


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