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女川2号機「合格」へ 規制委 あすにも審査書案了承

女川原発

 原子力規制委員会は25日、東北電力が再稼働を目指す女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)について、新規制基準への適合を認める審査書案を27日の定例会合で議論することを明らかにした。審査書案が了承されれば、再稼働の前提となる審査に事実上「合格」することになる。

 東京電力福島第1原発事故を踏まえた新基準に事実上の「合格」となれば東北の原発で初めて。東日本大震災の地震や津波で被災した原発では、日本原子力発電東海第2原発(茨城県)に続き2基目となる。
 意見公募(パブリックコメント)などを経て正式合格となる見通し。東北電は安全対策工事を終える2020年度以降の再稼働を目指すが、再稼働に必要な地元自治体の同意や、重大事故を想定した広域避難計画などが焦点となり、工程通りに進むかは不透明だ。
 東北電は13年12月に女川2号機の審査を申請。被災原発として固有の課題が多く、基準地震動(最大想定の揺れ)や基準津波(最大想定の津波)、原子炉建屋で確認されたひび割れと剛性(変形しにくさ)低下といった議論が長期化した。審査会合は176回に上り、安全対策工事費は3400億円程度に膨らんでいる。
 地震・津波分野と設備分野で計36の審査項目の実質的な審議を今年9月に終え、東北電は審査内容を反映した補正書を3回にわたり提出した。規制委の更田豊志委員長は13日の定例記者会見で「順調にいけば2、3週間で案を示せるのではないか」と述べていた。
 新基準に合格し、再稼働したのは「加圧水型炉」の9基のみ。
 女川2号機と同じ「沸騰水型炉」は東電柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)、東海第2原発が合格しているが、いずれも再稼働には至っていない。


2019年11月26日火曜日


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