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<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[1]せんだいメディアテーク(青葉区)ガラス張り通りと一体

ガラス張りの壁面に向かいのケヤキ並木が映る
1階受付は赤色。新緑のケヤキに映えるよう考えられた

 杜の都のシンボルロードに全面ガラス張りの建物が溶け込む。向かいのケヤキ並木を壁面に映し、木漏れ日の反射で光り輝く。
 せんだいメディアテーク(仙台市青葉区)は、定禅寺通との一体感を意識した構造。道路に面した1階の大きなガラス扉を開けると、歩道を取り込んだ半屋外の広い空間が生まれる。
 館内はチューブと呼ばれる13本の柱が床板を支える。天井が高く、壁や仕切りに柔らかな曲線が多用され、明るく開放的だ。総合案内のカウンターや市民図書館のソファは、新緑のケヤキに映えるよう赤にした。
 斬新なデザインは、世界的な建築家伊東豊雄さんが設計した。2001年度グッドデザイン大賞など数々の賞に輝き、今年は建築専門誌の「平成の十大建築」で1位に選ばれた。
 定禅寺通はにぎわい創出に向け、官民の試行錯誤が続く。同館管理係長の佐藤敏行さん(51)は「周辺環境は変わるだろうが、市民の芸術や文化の拠点としてあり続けたい」と語る。(三浦夏子)

 仙台圏の名所や話題を取り上げるシリーズ「いぎなり仙台」。今回は街並みのランドマークや歴史的遺産など、意匠を凝らした建物の数々を紹介します。

[せんだいメディアテーク]仙台市青葉区春日町2の1。2001年1月にオープン。地上7階、地下2階。3、4階の市民図書館は50万冊の蔵書を誇り、多くの市民が利用する。1階オープンスクエアはイベントに広く使われる。01年度のグッドデザイン大賞。連絡先は022(713)3171。


2019年11月26日火曜日


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