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スクールバスを公共交通に 秋田・横手市が来年実証実験 空き時間活用、空白域結ぶ

 秋田県横手市は市立中学校のスクールバスを使った片道約15キロの地域公共交通バスの運営に乗り出す。朝夕の生徒の送迎がない午前9時〜午後2時の空き時間を活用する。公共交通の空白域となっている市西部の雄物川地域で2020年2月〜21年3月に実証実験を行う。
 市の計画によると、横手明峰中のスクールバスを4台使用する。路線名は「柏木・大森病院線」(仮称)で、福地コミュニティセンターと市立大森病院を約45分で結ぶ。雄物川地域の中心部を通り、大型スーパーや市出先機関の雄物川地域局、大森地域局が途中にある。
 運行は月、木曜。1日に2往復計4便を走らせる。運賃は市循環バスと同じ一律200円とする。停留所25カ所を設置しフリー乗降可能な2区間を設ける。
 市の一般職非常勤職員として運転手2人を新たに雇用する。本年度内の予算は人件費と燃料代で91万円を見込む。道路運送法の「自家用有償旅客運送」の乗り合いバスとして東北運輸局秋田運輸支局に申請する。
 市の担当者は「地域の意見を聞きながら本格運行の可否を見極める。より良い公共交通の在り方を模索したい」と話す。
 雄物川地域では、横手市と旧東由利村(現由利本荘市)を結び同地域に駅もあった鉄道の羽後交通横荘(おうしょう)線が、昭和40年代に廃止された。今回の柏木・大森病院線と同様のルートで運行していた路線バスも数年前に撤退。市内でも見劣りする公共交通事情の改善が課題だった。


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2019年11月27日水曜日


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