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消滅危機の白竜湖を救って 湖表面積2割減 南陽市、2月末までクラウドファンディング

水深が浅くなり、いずれは消滅する可能性が指摘される白竜湖

 山形県南陽市は26日、水深が年々浅くなり、将来は消滅する可能性が指摘されている白竜湖の環境保全を目的に、ふるさと納税の仕組みを活用したクラウドファンディング(CF)を始めた。
 泥炭地に浮く湖沼で知られる白竜湖は、山形県指定の天然記念物。水田に泥水が流入するなどして水深が浅くなったことで、水質の栄養化が進み、水草のヒシが繁茂している。
 CFは、浅瀬の拡大を助長しているヒシの除去と、刈り取ったヒシを堆肥として有効活用するのに必要な費用300万円を目標に掲げる。来年2月末まで寄付を募っている。
 1954年に約7ヘクタールあった白竜湖の湖表面積は、2017年には約5.7ヘクタールに縮小。水深(最深部)は現在1メートルほどで、80年間で0.8メートル浅くなった。
 市は50年ほど前、土砂を取り払うしゅんせつ工事を行い、一時は水深を約2.8メートルまで掘り下げたこともあった。市によると、泥炭そのものが文化財の扱いとなり、現在では掘り起こすことができないという。
 白岩孝夫市長は、CFの活用について「白竜湖は市の景観を成してきた心の原風景。市民だけでなく、多くの人の記憶に刻まれてきたはずなので、広く賛同を呼び掛けたい」と話す。


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2019年11月27日水曜日


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