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豪雨被害で水田から流出の稲わらをセメント資材に 宮城・大崎市、企業に試験提供へ

 宮城県大崎市は27日、台風19号の豪雨被害によって水田から流出した稲わらの一部を太平洋セメント(東京)に提供し、セメント資材として活用する試験を3回実施すると発表した。
 28日に同市三本木の集積所から10トントラック1台分を搬出する。大船渡市の太平洋セメント大船渡工場で燃料として活用し、灰をセメントに混ぜる。初回は大崎市内の廃棄物処理業者の破砕機を使い、稲わらを5センチ程度に刻んで使う。
 2回目以降、それぞれ裁断しない稲わら、油などが混じって汚れた稲わらを10トンずつ搬出して試験を実施。太平洋セメントが製品の質などを確認した上で市と本契約を結ぶ見込み。
 市内では概算で1万2000トンを超える稲わらが流出。市は稲作農家に対し、水田にすき込んだり畜産業の敷きわらや飼料として再利用したりして減量するよう呼び掛けている。
 市は再利用が難しい稲わらについて、1市4町で組織する大崎地域広域行政事務組合の焼却施設で焼くことを検討した。しかし、同施設は、稲わら以外の災害廃棄物を優先的に焼く上、一般ごみと混焼できる量が限られるため、環境省や宮城県を通じ太平洋セメントに受け入れを要請した。
 同社大船渡工場は東日本大震災や2016年の熊本地震、18年の西日本豪雨の発生後、災害廃棄物を受け入れた実績がある。


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2019年11月28日木曜日


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