宮城のニュース

台風ノリ越え高品質 塩釜県産乾のり今季初入札

品定めをする仲買業者

 宮城県産乾のり「みちのく寒流のり」の今季の初入札会が27日、塩釜市の県漁協塩釜総合支所・乾のり集出荷所で開かれた。入札会は全国の産地のトップを切って開かれ、約1146万枚が並んだ。全国から集まった仲買業者約170人が色、つやなどを見て落札した。
 県漁協によると、10月の台風19号でノリ育苗網の流失などがあり、例年より初入札は遅れたが復旧作業に努め、生産は続いているという。
 平均落札価格は100枚1636円で前年を375円上回った。最高値は七ケ浜町吉田浜産の100枚8881円で前年の4.36倍。
 ノリ生産者で県漁協経営管理委員会の丹野一雄会長は「台風に加え、10月末から11月初めの水温の高さで切れた葉があり、初入札の枚数はやや少ない。だが質は良く、今までになく黒く香りもあり、おいしいと思う。年が明ければ出荷量は例年並みに戻るのではないか」と話した。
 出荷最盛期は来年2〜3月。県漁協は、今年1月の仙台港での重油流出事故で七ケ浜支所がノリ養殖を中止した昨季より約1億300万枚多い4億枚の生産を見込む。
 七ケ浜支所の寺沢春彦運営委員長は「9月に県が安全宣言を出し、途切れることなくノリ養殖ができて一安心だ。色も光りもいい乾のりができた」と話した。


関連ページ: 宮城 社会

2019年11月28日木曜日


先頭に戻る