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<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[2]宮城県知事公館(青葉区)大正の薫り、挙式で人気

正面外観。教会のような雰囲気が新郎新婦の記念撮影に人気だ
披露宴会場として人気の洋室。大きな窓から庭園が見渡せる

 かつては迎賓館として要人をもてなす場だった宮城県知事公館(仙台市青葉区)。近年は知事が使うのは年数回程度。一般への貸し出しを始めた2006年以降、地元企業が結婚式や披露宴などで使うようになり、身近な建物になった。
 「平日は静かな散歩コース。週末にはにぎやかな声が響く」と管理人の中川昭三さん(66)。挙式をした夫婦の会員制交流サイト(SNS)での発信効果か、半年先まで結婚式の予約が埋まっているという。
 旧陸軍省が第二師団長官舎として1921年に建てた。当時は西洋式の建築が権威の象徴だった時代。洋室のシャンデリアやしゃれた装飾に、思わずため息が漏れる。
 庭園に回ると、洋館に連なる木造の和風建築物に気付く。戦後に米軍に没収され、県所有になったのは58年。残された資料が少なく、詳しい来歴は不明だ。
 屋根瓦は修繕を重ねているが、内装は大正時代のまま。中川さんは「ちょっとした懇親会にもぜひ使ってほしい」とほほ笑む。
(奥瀬真琴)

[宮城県知事公館]仙台市青葉区広瀬町5の43。平屋で床面積は約470平方メートル。洋室3部屋、和室1部屋。開館時間は午前9時〜午後4時。休館日は年末年始と祝日。入館無料。全館使用料は1日6万3290円。連絡先は県秘書課022(211)2212。


2019年11月28日木曜日


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