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仙台・陸奥国分寺跡で発掘された鐘楼、礎石の直径は最大105センチ 建立年代検証へ

大きな礎石が見つかった鐘楼の解体跡地

 仙台市教委は28日、陸奥国分寺跡(若林区)にある市登録有形文化財の鐘楼の基礎構造が、同じく境内にある仁王門とは異なると発表した。今後、詳細な調査を行い鐘楼の復元に生かす。
 市教委は東日本大震災や劣化で倒壊の恐れがあるとして、本年度から3年かけ鐘楼の解体・復元工事を行う。既に鐘楼を解体し、今月11日から跡地で初の発掘調査をした。
 その結果、解体跡地から川原石や古代と近世の瓦、礎石12基が見つかった。礎石の直径は最大105センチあり、柱の直径21センチに対して大きいことから、古代の陸奥国分寺の柱を転用した可能性があるという。
 解体前の鐘楼の出入り口は西側にあったが、今回の調査でかつては東側にあったことも判明した。
 仁王門の基礎は2005年の調査で、土を重ねて構築されたことが分かっている。鐘楼は江戸時代までに建立されたとみられるが、詳細な時期は不明。市教委は今後、鐘楼と同様の方法で基礎が築かれた建物の有無などを調査し、建立された年代や背景を検証する。
 市教委文化財課の庄子裕美主事は「仁王門より鐘楼の方が手間をかけて頑丈に土台が造られている」と話した。
 市教委は30日、見学会を開く。申し込み不要で陸奥国分寺薬師堂前に午後1時半集合。担当者が発掘調査の成果を解説する。


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2019年11月29日金曜日


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