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津波犠牲の遺骨 親族へ 石巻の65歳女性

近藤さんと判明した遺骨を受け取る遺族の女性

 東日本大震災の約2カ月後に宮城県石巻市門脇町5丁目で見つかった遺体の身元が近くに住む無職近藤あさのさん=当時(65)=と判明したことを受け、県警は29日、市が保管していた遺骨を遺族に引き渡した。
 市内に住む親族の60代女性が同市南境の石巻霊園を訪れ、引き渡しを受けた。義歯の特徴や胸骨にあった病気の痕跡から身元を特定した。
 県警によると、近藤さんは1人暮らしで行方不明届が出ていなかった。市と実施した高齢者の所在確認で近藤さんと連絡が取れていないことが分かり、通院していた歯科医に情報提供を受けるなどして捜査した。
 近藤さんの身元判明により、県内で発見された身元不明遺体は8体となった。県警捜査1課の菅原信一検視官は「最後の1体を遺族に引き渡すまで努力する」と述べ、さらなる情報提供を呼び掛けた。


2019年11月30日土曜日


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