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冬前に「ほっと一息」仮設住宅入居始まる 宮城・大郷

間取りなどを確かめる入居者

 台風19号で自宅に住めなくなった住民向けに建設された宮城県大郷町のプレハブ仮設住宅が完成し29日、入居が始まった。被災後、避難所などで約1カ月半続いた急場しのぎの生活が一段落した。
 仮設住宅は、町総合運動場内の敷地約7000平方メートルに8棟45戸(1DK〜4DK)と談話室を整備。入居者は町から鍵を引き渡されると早速、新たな住まいに入り、間取りを確認したり荷物を運び入れたりして新生活の準備を整えた。
 会社員高橋恒雄さん(56)は家族3人で2DKに住む。「もう少し広いとなお良かったが、寒さが本格化する前に入居できて良かった。84歳の母親も一緒なのでスロープや手すりがあって安心」と話した。
 仮設住宅への入居は原則2年間とされ、先行きを心配する声も。武川妙伍(たえこ)さん(75)は中粕川地区の自宅が全壊被害を受け、解体するという。「ほっと一息つけそうだが今後の生活を考えると不安」と話した。
 仮設住宅には36世帯が計41戸に住む予定で、入居可能になった29日は29世帯が手続きを済ませた。町は、健康面のケアや談話室を活用した交流の場を設けるなどして被災者支援を続ける。


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2019年11月30日土曜日


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