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樹齢600年、地域見守る 栗原・旧金成小に7本のケヤキ

しっかりと根を張り、堂々と枝を伸ばす老ケヤキ。今年も色づいた葉が北風に舞う季節を迎えた

 大地をわしづかみにする根、大きく開いた幹の空洞は老木の歴史を物語る。
 宮城県栗原市金成中町の旧金成小(金成歴史民俗資料館)校庭にある7本のケヤキは、市天然記念物だ。樹齢600年以上といわれ、地区の宝として守り続けられている。
 高さ12〜16メートルで、幹回りが6メートルに及ぶものもある。20年ほど前から幹が腐食するなど傷みが目立ってきたため、市は樹木医に診断を依頼。現在も防虫や腐朽防止などの治療を続ける。
 校舎に児童の声が響いていたころ、根元は子どもたちの格好の遊び場だった。フクロウがすみ着いて住民たちを和ませたことも。
 約40年前、校舎の建て替え時に伐採の話が持ち上がったが、住民の反対で難を逃れた。旧金成町議として保存活動に携わった二階堂利巳さん(90)は「住民から『地区のシンボルのケヤキを切るのは古里をなくすのと同じだ』と声が上がったんです」と振り返る。
 老ケヤキはどっしりと構えた姿で、これからも地区の歴史を見つめ続ける。


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2019年12月01日日曜日


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