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移住・定住での地域変革考える 仙台で仙山カレッジ第40回フォーラム

「移住」をテーマに地域活性化策などを議論したフォーラム=30日、仙台市宮城野区の仙台ガーデンパレス

 宮城、山形両県にまたがる仙山圏をモデルに広域連携の在り方を考える仙山カレッジ(河北新報社主催)の第40回フォーラムが30日、仙台市宮城野区であった。「移住・定住が地域を変える−広がる居住のかたち」をテーマに意見を交わし、約60人が聴講した。
 基調講演で、移住希望者と受け入れ地域のマッチングに取り組むNPO法人ふるさと回帰支援センター(東京)の理事長高橋公(ひろし)氏は「リーマンショックを契機に、移住を望む人の大半が若者になった。希望に応じられるよう、受け入れ側は働く場所を用意する必要がある」と話した。
 パネル討論では、東京都出身で山形県米沢市に移住した、人材育成アカデミーローズレーン代表で里山ソムリエの黒田三佳氏が「雪国での暮らしを心配されることがあるが、むしろ魅力だ。インターネットにはない、リアルな人間関係に楽しさがある」と強調した。
 NPO法人まちづくり政策フォーラム(仙台市)の理事で、とめ女性支援センター(宮城県登米市)のセンター長も務める足立千佳子氏は「移住者側もしっかりした将来像を描くことが大切。興味本位での移住は、地域コミュニティーを壊すこともある」と指摘した。
 カレッジ座長で宮城学院女子大現代ビジネス学部長の宮原育子氏は「移住者はさまざまな人と出会って自分らしい暮らしができ、地域も活性化する。移住をゴールではなく、スタートと捉えることが重要だ」と総括した。


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2019年12月01日日曜日


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