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プール施設が20年度末に休館 白石市長表明 財政負担理由に

プール施設や幼稚園の休止方針に関して意見を交わした市政懇談会

 宮城県白石市の山田裕一市長は1日の市政懇談会で、同市小原のスポーツ保養施設「スパッシュランドしろいし」が築25年を越え、今後の維持管理に多額の費用を要することを主な理由に2020年度末で休館する方針を表明した。
 山田市長は「残すことを大前提に方策を指示したり、要望に歩いたりしたが、財政的な支援を得られる見通しが立たず総合的に判断した」と述べた。23年度までの修繕更新費に約13億円かかる試算や、台風19号の復旧で約18億円あった基金を約6億円取り崩した財政状況などを理由に挙げた。
 一方で「国の支援や民間での運営など諦めず努力は続ける」と存続に含みも持たせた。
 懇談会は市中央公民館で2回開かれ、計約130人が参加。出席者は「修繕更新費の積算根拠が不透明で金額も高すぎる」「水泳大会に欠かせない」「市民と一緒に利活用策を模索してほしい」などと述べた。
 20年度末で休園方針の第一幼稚園もテーマとなり、地盤の固さや車道を渡らずに白石一小や市図書館に避難できる防災上の利点を指摘する意見が出た。「市民の声を十分聞かずに決めた」「園児の気持ちを大切にしてほしい」との声もあった。
 山田市長は「保育園のニーズが高まり、待機児童が増えている。マンパワーを集約し、保育や幼児教育の環境をより良くしたい」と話した。


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2019年12月02日月曜日


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