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<栗原ウイーク>自然満喫に格好の手段/栗原市観光物産協会(志波姫)サイクルツーリズム

2種類のレンタサイクルを手入れする小野寺さん

 自然が豊かな宮城県栗原市は、自転車を生かした観光振興策「サイクルツーリズム」を推進している。市観光物産協会は、電動アシスト付き車両のレンタサイクルを4〜11月に実施。交流人口拡大と環境保全を両輪に、地域活性化を加速させている。
 アシスト付きマウンテンバイク「リッジランナー」4台と普通自転車「シティサイクル」7台の2種類を用意する。特に太いタイヤが特徴のリッジランナーは、草むらや砂利道などの悪路で力を発揮。自然が広がる同市を巡るには格好のアイテムだ。
 サイクルツーリズムの実施に向け、2016年から市や協会、地元住民らがアイデアを練ってきた。
 面積が広く、平野部と山間部が入り組む同市の地形に着目した。大通りも交通量や信号機が比較的少ないことから、協会でレンタサイクルを担当する小野寺晃越(こうえつ)さん(32)は「自転車で駆け抜けるには最適の地域。自然にも優しい」と強調する。
 18年には栗駒山や花山湖の景観を楽しむ「ツール・ド・いちはさま」をスタートさせ、今年6月は足で地面を蹴って進む「キックバイク」を使った子ども向けレースも実施した。各会場で地元食材を使ったマルシェと連動し、集客イベントの幅を広げている。
 レンタサイクルでは伊豆沼や内沼を回るコースを提案。市内を楽しむだけではなく、県外の自転車イベントのコース下見のために借りる利用者もいて、使い方は多様だ。
 小野寺さんは「食、訪日外国人旅行者、農業民泊とつなぐなど自転車を使った取り組みは多くの可能性がある。長く愛される企画を提案したい」と気持ちを込める。

[メモ]栗原市志波姫新熊谷284の3(JRくりこま高原駅内)。事務局員8人。連絡先は0228(25)4166。


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2019年12月03日火曜日


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