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宮城・大郷の吉田川堤防拡幅へ 決壊箇所の用地確保に協力要請 国調査委

 台風19号豪雨で決壊した吉田川(宮城県大郷町)の堤防の復旧方法を検討する国の調査委員会が3日、仙台市青葉区の東北地方整備局であった。決壊箇所の堤防を拡幅する方針を決め、地元自治体に買収を含めた用地確保の協力を求めることを確認した。
 地盤改良後、堤防上部の幅を現行より広げ、宅地側に向かってのり面の高さを確保する。のり面と地面の境目をコンクリートブロックで補強し、越水した場合でも決壊までの時間を引き延ばせる構造を目指す。
 委員会の分析では、決壊箇所は越水で宅地側のり面が削り取られて堤防の崩壊が始まった。堤防幅が上流や下流よりも狭く、堤防が弱体化しやすい構造になっていたという。
 委員長の田中仁東北大大学院教授(水工学)は「堤防の拡幅には土地の確保が必要だ。地元の復興計画と整合性を図りながら復旧方法を具体化する」と話した。


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2019年12月04日水曜日


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