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災害ごみ続々県外へ 角田→山形・中山、宮城・大郷→八戸 集約、焼却後再利用も

焼却施設へ運搬するためダンプに積み込まれる可燃物=角田市

 台風19号豪雨で発生した宮城県角田市内の災害ごみを広域処理するため、可燃物を山形県中山町の焼却施設へ運搬する作業が3日に始まった。青森県八戸市の八戸セメントでは、水に漬かった宮城県大郷町産の収穫済みのコメ処理も進められた。
 角田市内では4カ所ある仮置き場のうち、中島住宅跡地で大型ダンプ2台に計約12トン分が積み込まれた。産業廃棄物処理業東北クリーン開発(山形市)が受け入れ、中山町内の施設で焼却する。週30トンの処理を見込む。
 角田市内の可燃性の災害ごみが市内の仙南クリーンセンター以外で処分されるのは初めて。市によると、市内の仮置き場全体の災害ごみは約5700トンで、うち可燃物は約3700トンに上る。市は可燃物を年内に山間部1カ所にまとめる方針。広域処理と同時に集約作業も進める。
 大友喜助市長は「住民も目の前にごみがあるとすっきりしない。1カ所に集約する分のごみも含め、1年でできる限り処分したい」と話した。山形県内での処理は宮城県が東北地方環境事務所などと調整した。今後、受け入れ先の拡大を図る。
 八戸市では、20トンのコメを積んだトレーラーが3日午前8時ごろ、八戸セメントに到着。青い袋に入ったコメが焼却処理を行う建物へ運ばれた。
 コメは1時間に1トン程度処理される。焼却後にはセメントの原料となる。計約260トンを受け入れ、年内に処理を終える予定。
 同社が台風19号関連の廃棄物を処理するのは初めて。これまで東日本大震災で発生した宮城、岩手両県のがれきなども受け入れてきた。同社の田中晴樹環境課長は「被災地も確認している。ひどい状況が続いているので、できるだけ協力したい」と話した。

◎茨城・つくばも

 宮城県は3日、台風19号豪雨に伴い角田市で発生した災害ごみを、茨城県つくば市で処理すると発表した。同県での広域処理は初めてとなる。
 対象は水に漬かった畳約4000枚。つくば市の産業廃棄物処理業あおぞらが受け入れ、裁断後に固形燃料にする計画となっている。4日に角田市営住宅跡地にある仮置き場から畳250枚を10トンダンプ1台で運び出す。作業期間は未定。


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2019年12月04日水曜日


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