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「裸参り」の歴史知って さらしや写真500点を展示 保存会が5日から仙台で企画展

企画展開催に向け準備を進める保存会メンバーら

 大崎八幡宮(仙台市青葉区)のどんと祭(例年1月14日)で開催される神事「裸参り」の歴史や成り立ちを知ってもらおうと、地元有志らでつくる仙台伝統裸参り保存会などは、企画展「わたしたちの『裸参り』展」を青葉区八幡の八幡杜の館で5日から開く。
 保存会によると、裸参りは約300年前、岩手県の杜氏(とうじ)集団「南部杜氏」が安全な醸造と良い味の酒造りを祈願したのが始まり。各地に技術指導に出向いた南部杜氏が広めたとされ、仙台では1840年代には開催されていたと伝わる。
 明治、大正と時代を経て、仙台では大崎八幡宮の「どんと祭」と融合し、東北各地で同様の方式が次第に定着。保存会のまとめでは宮城県内で約60の裸参りが現存し、東北の他の5県でも青森2、岩手13、秋田3、山形3、福島2の裸参りが続いているという。
 企画展では裸参りの意味や成り立ちをパネルで解説するほか、過去の写真や映像など約500点を展示。さらしや足袋などの装束、ちょうちん、しめ縄の実物も並べて紹介する。
 保存会の谷徳行会長(68)は「仙台の裸参りは例年3000人を超える参加がある伝統行事。企画展を通じ市民に知ってもらうとともに、各地の裸参りや県内の酒蔵などと連携して守り継いでいきたい」と話す。
 展示は5〜21日、1月9〜12日(木曜−日曜の午前10時〜午後4時)。入場無料。連絡先は八幡杜の館022(211)7077。


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2019年12月04日水曜日


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