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前大石田副町長を逮捕 町発注工事巡り収賄容疑

関係資料を押収し、横山容疑者の自宅を出る捜査員=4日、午後5時ごろ
横山利一容疑者(山形県大石田町の  ホームページから)

 山形県警捜査2課は3日夜、加重収賄と官製談合防止法違反などの疑いで、同県大石田町前副町長の無職横山利一容疑者(66)=大石田町桂木町=を、贈賄などの疑いで町内の標識製作業「画字楼」代表柴崎信吾(57)=同町岩ケ袋=、妻で共同経営者ゆり子(59)=同=の両容疑者を逮捕した。
 横山容疑者の逮捕容疑は今年3月、町中心部に案内誘導看板20基を設置する工事の指名競争入札に関連し、ゆり子容疑者から現金10万円の賄賂を受け取った見返りに、8月の入札前に予定価格や他の入札参加業者の情報を伝えた疑い。
 信吾、ゆり子両容疑者の逮捕容疑は、共謀して横山容疑者に現金10万円の賄賂を渡し、横山容疑者から得た情報を基に看板設置工事を落札した疑い。県警は3人の認否を明らかにしていない。
 町によると、入札前の7月末に予定価格と同額の設計価格を記載した設計書が町に納品されており、横山容疑者は事前に価格を知り得る立場にあった。
 県警は4日、横山容疑者の自宅など町内数カ所を家宅捜索し、関係資料を押収した。
 横山容疑者は町総務企画課長などを経て2011年6月に副町長に就任。11年9月に阿部孝義元町長が町発注工事の指名競争入札を巡る汚職事件で逮捕後も、出直し町長選で当選した庄司喜与太前町長の2期8年間、副町長を務めた。今年10月29日告示の町長選(無投票)に庄司氏が立候補しなかったのに合わせ、11月11日付で退任した。
 町によると、11年の汚職事件を受け、町は再発防止策として入札監視委員会を設置。公認会計士や弁護士らが落札率などをチェックしたが、今回の入札に関して指摘はなかった。横山容疑者は入札制度改革でも中心的な役割を果たした。
 11月13日に就任した村岡藤弥町長は「8年前に続き、このようなことがまた起き町民に申し訳ない。責任を感じる」と謝罪した。


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2019年12月05日木曜日


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