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仙台市地下鉄 東西線利用の伸び鈍化 開業4年、需要予測に届かず

開業から丸4年の仙台市地下鉄東西線。利用者の伸びが鈍化している=青葉区の青葉通一番町駅

 仙台市地下鉄東西線は6日、2015年12月の開業から丸4年を迎えた。4年目の利用者は1日平均6万2800人(速報値)。前年同期と比べ2000人増えたが、伸び率は3.3%と前年同期を6.4ポイント下回り、大きく鈍化した。通勤・通学客の多い平日は1日平均7万1800人(前年同期比3200人増)で、4年目も開業時の需要予測8万人には届かなかった。
 開業4年間の1日平均利用者数の月別推移はグラフの通り。4年目は秋に台風や大雨で外出を控える傾向が続き、9、10月は前年同月を下回った。一方、学校行事などで利用が増えた6、7月は過去最多の6万8600人に達した。
 駅別の利用者数は仙台駅が最も多く1日平均1万9700人。青葉通一番町駅6300人、八木山動物公園駅4800人、薬師堂駅4700人などと続いた。
 伸び率は卸町駅の8.3%(前年同期20.0%)が最大で、六丁の目駅7.1%(同21.7%)、連坊駅6.7%(同9.3%)など。18年9月の大型商業施設「イオンスタイル仙台卸町」の開業、住宅開発が進む荒井駅や連坊駅周辺の人口増加が押し上げた。
 ただ、伸び率は全13駅で前年同期を下回り、利用拡大がペースダウンした。川内駅は唯一、1日平均利用者数が初めて減少に転じ、3100人から3000人になった。最寄りの東北大川内キャンパスで、大規模な学会が開催されなかったのが要因とみられる。
 駅別の開業時需要予測を超えたのは前年と同じ川内、国際センター、青葉通一番町、連坊の4駅。
 市交通局の三浦孝行営業課長は「イベントがなくても8万人を超える日があり、着実に需要予測に近づいている。東部地域は沿線開発に余地があり、青葉山には次世代型放射光施設が整備される。今後も利用増が期待できる」と話す。


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2019年12月06日金曜日


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