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<栗原ウイーク>温泉プールで流水運動 ゆめぐり(栗駒)ハイルザーム栗駒

流水ケア指導員の高橋さん(右)のアドバイスを受けて、プールで運動する利用者

 宮城県栗原市栗駒耕英の温泉宿泊施設ハイルザーム栗駒は、天然温泉を注ぎ込んだ9種類のプールが自慢だ。水の流れを作り出す各種設備があり、水の浮力や抵抗を生かした「流水運動」のプログラムが用意されている。「温泉に入りながら、マッサージを受けているような気持ち良さ」と利用者の好評を博している。
 栗駒山の中腹、標高650メートルの高地にある。プールの入り口には温泉分析書が掲げられている。ナトリウム−硫酸塩泉という温泉で、筋肉や関節の慢性的な痛み、こわばりに効くとされる。水温は熱すぎないように37度前後に調節されている。
 11月22日、同市の瀬峰地区老人クラブの17人がプログラムに参加。社員の流水ケア指導員高橋優子さん(34)のアドバイスを受けながら1時間弱、水の中をゆっくりと歩いたり、水流を背中やふくらはぎに当てたりした。
 流水運動は、陸上より膝や腰の関節に負担がかからない利点があり、水の抵抗による筋力強化も見込めるという。5年前から参加する高橋清悦さん(77)は「上がらない脚も水中では上げられる。ぐっすりと眠れて、翌日は体が軽く感じる」と笑顔を見せる。
 1998年開業。市の第三セクター「ゆめぐり」が運営する。2008年の岩手・宮城内陸地震で被災し、1年半近く休業した。現在は流水運動プログラムに年間約1200人が参加する。夏場のプールは子どもたちでにぎわう。
 三浦竜(とおる)支配人(47)は「健康づくりを柱に、耕英地区に人の交流を生み出したい。多くの人に笑顔になってもらうのが、生かされた私たちの使命」と被災経験を胸に刻む。

[メモ]本社とハイルザーム栗駒は栗原市栗駒沼倉耕英東50の1。従業員70人。連絡先は0228(43)4100。


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2019年12月06日金曜日


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