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被災した登米「もくもくランド」へ 堺の児童から復旧エール

金岡南小の児童が書いたメッセージの一部
手書きの応援メッセージに感謝する駅長の西條さん=登米市の道の駅津山もくもくランド

 台風19号で被災した登米市の「道の駅津山 もくもくランド」に、堺市の小学生から復旧復興を願う応援メッセージが届いた。児童らは昨年度、登米市のPR動画を題材にした授業を受けた縁で、同市と交流していた。施設は仮店舗で営業するなど復旧途上にあり「子どもたちの応援はとても励みになる」と喜んでいる。

◎PR動画が縁で交流

 「台風の被害は大丈夫ですか。堺市から応援しています。頑張ってください」
 道の駅津山の仮店舗となっている物産館のホールに、堺市金岡南小5年生の児童約180人分のメッセージが届き、掲示された。
 同駅は、近くの川が氾濫し、木工品と野菜の直売所が入る店舗が1メートル以上浸水し、食堂棟が傾いて使えなくなるなど甚大な被害が出た。店舗の片付けや駐車場の泥出しなど全国のボランティアの支援を受け、約2週間で仮店舗による営業再開にこぎ着けた。
 このことを知った同校の阿部仁教諭(37)が呼び掛け、児童らがメッセージを書いた。
 児童らは昨年、社会科の授業で登米市の郷土料理「はっと」を題材にしたPR動画「登米無双」を用いて同市の産業や観光について学んだ。
 熊谷盛広市長にメッセージを寄せたことから、担任の阿部教諭を通じた交流がスタート。市職員が昨年末に堺市の同校を訪問して東日本大震災をテーマに防災の授業をしたり、登米市産米を児童に贈呈するなどした。阿部教諭もことし1月に熊谷市長を表敬訪問した。
 阿部教諭によると、駅長の西條孝一さん(71)が動画「登米無双3」に丸太担ぎの名人として出演していたことから、子どもたちから「丸太のおじさんが困っている。応援して助けたい」という声が上がったという。
 市は駅施設を復旧させる方針だが多額の費用がかかる見通しで、再建方法や時期は決まっていない。
 西條さんは「木工品の仮店舗は手狭で、野菜の直売所も電源が復旧していないなど苦しい状況だ。本格再開を目指して頑張っている時期なので、応援され大変勇気づけられた」と話す。


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2019年12月07日土曜日


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