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種雄牛・義平福の功績をたたえる 秋田市で「感謝する集い」

義平福の系統の子牛飼育に貢献した畜産農家(右)に表彰状を渡す佐竹知事

 秋田県の県有種雄牛の「不動のエース」を担い、10月に引退して生涯を終えた義平福(よしひらふく)号の長年の功績をたたえる「感謝する集い」が5日、秋田市で開かれた。佐竹敬久知事ら関係者約100人が出席した。
 義平福は2006年4月に県南の羽後町で生まれ、12年の全国和牛能力共進会(全共)長崎大会の肉牛の部で秋田初の全国2位を獲得。成長が早く、肉質の良さと肉量の多さから系統の子牛を求める業者が増えた。
 集いの実行委員長を務めた全国和牛登録協会県支部の加藤義康支部長は「名声は全国に伝わり、価格は高値で推移した。県内の畜産農家の安定経営に貢献してくれた」とあいさつした。
 佐竹知事も「県民栄誉章を与えたいくらいだ」と持ち上げた。湯沢市の牧場経営、佐藤久男さん(62)ら系統の子牛飼育に努めた畜産農家を、県が表彰した。
 佐藤さんは「高齢の繁殖農家が多く、子牛の性格が穏やかだったことも重要なポイントだった。義平福の輝きは失われることはない」と振り返った。
 義平福はひづめの炎症で歩行困難に陥って衰弱し、9月に症状が急激に悪化。飼育されていた大仙市の県畜産試験場で10月に、と殺された。


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2019年12月07日土曜日


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