山形のニュース

米沢・笹野一刀彫 来年の干支、ネズミの置物作りが最盛期

サルキリで丁寧に木を削りながらネズミを形作る戸田さん
一刀彫で形作られた、ネズミの置物

 米沢市笹野地区の伝統工芸品、笹野一刀彫の工房で来年の干支(えと)、ネズミの置物作りが最盛期を迎えている。
 地区唯一の実演販売所「鷹山」では、今年工房を継いだ7代目戸田賢太郎さん(36)が、なたに似たサルキリと呼ばれる刃物で、乾燥させた野生のコシアブラの原木を一本一本丁寧に削り、形を整えていた。
 代表的な一刀彫「お鷹(たか)ぽっぽ」でおなじみの、木の表面をくるりと巻き上げる技法を使い、ネズミの耳や背中、しっぽを仕上げる。
 天皇陛下が代替わりし、改元した年の置物作り。ネズミは干支の始まりでもある。戸田さんは「初尽くしで、めでたいですね」と頬を緩め、手先に集中する。1日20個ほどのペースで来年2月ぐらいまで作業を続ける。


関連ページ: 山形 文化・暮らし

2019年12月07日土曜日


先頭に戻る