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<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[10]シンフォニータワー(富谷市)音楽施設?実は配水塔

幹線道路沿いの高台に立つシンフォニータワー
住宅街や豊かな自然が広がる展望台からの眺め

 富谷市上桜木の国道4号沿いに立つシンフォニータワーは市のシンボルとして知られる。国道を走り現地に向かう車内から、円柱型の威容が真っ先に目に留まった。
 旧宮城県富谷町が30年前に建てた配水塔だ。最上部に備え付けた拡声器から毎日正午に36秒、ベートーベンの交響曲第9番のメロディーが流れる。愛称の由来にもなった。
 標高約130メートルの高さにある展望台は毎年1回、6月に開くイベントで一般開放される。催しは展望台目当ての家族連れなどでにぎわい、縁日や給水車の展示、市職員による施設紹介などがある。
 取材に訪れた11月下旬、記者も特別に上がらせてもらった。地上から続くらせん階段を上った先に、絶景が広がっていた。360度の大パノラマは圧巻。人口が増え、市街地が膨らんでいく富谷の発展ぶりや豊かな自然を一望できる。
 市上下水道課の佐々木康剛主事(34)は「景色を楽しむとともに、水の大切さを知ってほしい」と話す。(野界航也)

[シンフォニータワー]展望台を備えた配水塔として旧宮城県富谷町が1989年3月に建て、愛称を付けた。地上からの高さは約32メートル。県の南部山浄水場(白石市)などが供給する水道水の塩分濃度などを管理し、主に市南部に水を流している。


2019年12月10日火曜日


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