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山形知事パーティー券問題 立食形式に変更し開催「誤解ないようにした」

立食形式に変更された吉村知事の政治資金パーティー=8日、山形市

 山形県農協農政対策本部(県農政対)が2015〜17年、吉村美栄子知事の資金管理団体のパーティー券を大量購入しながら半数近くが欠席していた問題を受け、知事の資金管理団体「あったかい県政を支援する会」は、山形市で8日に開いた政治資金パーティーをこれまでの着席形式から立食形式に変更した。
 出席者数が分からなければ会場を設営できない着席形式では「事前に欠席者数を見込んでいたのではないか」との疑念を招くための変更で、吉村知事は取材に「誤解を招かないために変えた」と語った。
 支援する会によると、パーティーの出席者は約1000人で、料理などは過去の出席者数を考慮して一つの会場に約1000人分を用意した。券の販売枚数は集計中だという。
 担当者は「過去には会場に入りきれないこともあった。事前に出席者を把握しているのではという指摘を踏まえ、立食形式に変更した」と説明した。
 県農政対事務局を担う県農協中央会の担当者は「今回は券75人分を購入し、70人が出席した。5人は発熱や私用で急きょ来られなくなった」と話した。
 県農政対は個人加入の政治団体「県農協政治連盟」とは別組織の任意団体。専門家によると、欠席者分のパーティー券の購入は寄付に当たり、任意団体からの寄付を禁じた政治資金規正法に抵触する恐れがある。
 会が2015年2月〜17年8月、山形市内で開いた計3回のパーティーでは、それぞれ約1500〜約2200枚のパーティー券を販売し、実際の出席者は600〜800人だった。いずれも会場だった結婚式場で使用した二つの会場の収容人数は計1120人(着席形式)で、券販売枚数を大きく下回っていた。


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2019年12月10日火曜日


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