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メガソーラー新設抑制へ 福島・大玉村が条例案提出 違反事業者公表も明記

 福島県大玉村は10日、大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の新設を事実上規制する条例案を村議会12月定例会に提出した。緑豊かな村の景観を守るのが目的。太陽光発電設備の新設前に村の同意を得ることを義務付けている。同様の条例は県内で初めてという。
 村は6月に「メガソーラーの設置を望まない」とする異例の宣言をしており、条例案は宣言の理念を踏まえた。対象は地上に設ける出力10キロワット以上の発電設備で、一般家庭の屋根の上などに置くタイプは除く。
 発電設備の設置手続きを細かく規定した。事業者は地域住民に事業計画を説明し、理解を得て進めなければならない。村長には「自然環境との調和」「維持管理」など15項目を記載した事前届け出書を提出し、同意を得る必要もある。
 基準を満たさない事業者には必要な措置を講じるよう村長が勧告できる。違反した事業者名を公表したり、国に情報提供したりする規定も盛り込んだ。
 メガソーラーは固定価格買い取り制度(FIT)が導入された2012年以降に急増した。無秩序な整備で景観を損なうといった住民トラブルや、傾斜地などでは土砂災害の危険性も指摘されている。
 村は14年に「日本で最も美しい村」連合に加盟するなど、里山の景観を保全する取り組みに力を入れている。


2019年12月11日水曜日


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